glibcライブラリにバッファオーバーフローの脆弱性が確認された。影響を受けるのはglibc 2.9とそれ以降のバージョンで、IPアドレスの名前解決に使用している getaddrinfo()にスタックベースのバッファオーバーフローの脆弱性が存在する。このライブラリを使用しているソフトウェアにて、悪意あるDNSサーバとの通信や中間者攻撃によりリモートで任意のコードが実行される恐れがある。また、この脆弱性は2048バイト以上のUDPまたはTCPレスポンスにより発生する。早急なアップデートが必要となるが、すぐにパッチを適用できない場合にはフルリゾルバーからクライアントに送信されるDNS応答サイズを一時的に制限することでこの脆弱性を軽減できる。