Adobe SystemsはWindows及びMac向けに脆弱性を修正した Adobe Acrobat 及びAdobe Readerのセキュリティアップデートを公開した。今回は2件のメモリ破損、ディレクトリ検索パスに存在する1件の計3件の脆弱性を修正した。これらの脆弱性が悪用されると、任意のコードが実行される恐れがある。同社はこれらの脆弱性を解消したAcrobat DC及びAcrobat Reader DC 15.010.20060、Acrobat DC 及びAcrobat Reader DC Classic 15.006.30121、Acrobat XI及びReader XI 11.0.15が公開された。現時点ではこの脆弱性を悪用した攻撃は確認されておらず、優先度は2となっており、30日以内のアップデート適用が推奨される。