Palo Alto NetworksがMac用OSX向けのランサムウェアを確認した。このランサムウェアはMacユーザーがOS XにインストールするBitTorrentクライントのTransmission v2.90から発見され、KeyRangerと名づけられた。KeyRangerはTransmissionの公式サイトが侵害され、リコンパイルされた不正なバージョンに置き換えられて汚染されたと思われる。Macを標的にしたランサムウェアは2014年にKaspersky Labsにより確認されていたものの、当時のFileCoderは完全なものではなかったが、KeRangerはOS X 上で確実に機能する初のMac向けランサムウェアとされた。KeRangerは3月4日に初めて検出され、PCにインストールされると3日後にファイルを暗号化し、身代金が要求される。Appleはすでにこのランサムウェアに対処しており、Transmissionはサイトからこの不正インストーラーを削除した。また、最新バージョンのTransmission 2.92が公開されており、アップデートするよう推奨している。