マイクロソフトは3月の月例セキュリティ情報を公開した。今回13件のセキュリティ情報が公開され、その後1件追加され14件の情報が公開された。そのうち深刻度「緊急」は5件で、追加された情報も「緊急」となった。残り8件は「重要」となっている。
「緊急」の一つ、MS16-023のInternet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム ではIEやブラウザに含まれる13件のメモリ破損の脆弱性を修正した。MS16-024のMicrosoft Edge 用の累積的なセキュリティ更新プログラムではブラウザやEdgeに存在する10件のメモリ破損、Edgeに含まれる情報漏えいの脆弱性に対応した。MS16-026のリモートでのコード実行に対処するグラフィックフォント用のセキュリティ更新プログラムでは2件のOpenType フォントの解析の脆弱性、MS16-027のリモートでのコード実行に対処する Windows Media 用のセキュリティ更新プログラムでは2件のWindows Mediaによる解析のリモートでコードが実行される脆弱性、MS16-028の リモートでのコード実行に対処する Microsoft Windows PDF ライブラリ用のセキュリティ更新プログラムでは2件のWindows のリモートでコードが実行される脆弱性を修正した。いずれも、悪用されるとリモートでコードが実行される恐れがある。
その他「重要」のWindowsライブラリの読み込み、Office、Windows OLE 、Windows、セカンダリログオン、USB 大容量記憶域、Windowsカーネル、Windowsカーネルの8件が修正された。