Adobe Systems、ゼロデイ攻撃が確認された脆弱性の修正を含むセキュリティアップデートを公開

  • 元記事:Security updates available for Adobe Flash Player
  • HP:Adobe Systems
  • 発表日時 2016/3/10

    Adobe Systemsは脆弱性を修正したWindows、Macintosh、Linux向けセキュリティアップデートを公開した。今回のアップデートでは、整数オーバーフロー、解放後使用、ヒープオーバーフロー、メモリ破損の脆弱性の23件の脆弱性を修正した。これらの脆弱性が悪用されると、任意のコードを実行される恐れがある。そのうちCVE-2016-1010の整数オーバーフローの脆弱性は限定的ではあるが標的型攻撃が確認されている。
    同社はこれらの脆弱性を修正したWindows and Macintosh向けAdobe Flash Player 21.0.0.182、延長サポート版18.0.0.333、Linux向け11.2.202.577、Adobe AIR/SDK向け21.0.0.176が公開された。Windows、Mac、ブラウザ同梱版は優先度がもっとも高い「1」となっており、早めにアップデートするよう呼びかけている。