Adobe Systemsは脆弱性を修正したWindows、Macintosh、Linux向けセキュリティアップデートを公開した。今回のアップデートでは、整数オーバーフロー、解放後使用、ヒープオーバーフロー、メモリ破損の脆弱性の23件の脆弱性を修正した。これらの脆弱性が悪用されると、任意のコードを実行される恐れがある。そのうちCVE-2016-1010の整数オーバーフローの脆弱性は限定的ではあるが標的型攻撃が確認されている。
同社はこれらの脆弱性を修正したWindows and Macintosh向けAdobe Flash Player 21.0.0.182、延長サポート版18.0.0.333、Linux向け11.2.202.577、Adobe AIR/SDK向け21.0.0.176が公開された。Windows、Mac、ブラウザ同梱版は優先度がもっとも高い「1」となっており、早めにアップデートするよう呼びかけている。