AppleはOS X El Capitan 10.11.4及びSecurity Update 2016-002のセキュリティアップデートを公開した。今回はAvailable for: OS X El Capitan v10.11 から v10.11.3、OS X Mavericks v10.9.5、OS X Yosemite v10.10.5向けに公開された。OS X El Capitan 10.11.4はメモアプリの個人情報を含むメモをパスコード保護する機能やアルファベット順や作成順、変更順などへの並び替え、Evernoteのインポートの追加、AirDropやメッセージ経由でiOSやOS XのLive Photoの共有のほかSafariでTwitterが読み込めない問題やSafariでJava Scriptが他のサイトへのアクセスをブロックする問題、GmailアカウントでVIPメールボックスが機能しない問題など10件の機能追加や修正が行われた。
セキュリティではカーネルに含まれる解放後使用、競合状態、 ヌルポインタ参照 、メモリ破損、Multiple integer overflows、サービス運用妨害、OpenSSHに含まれるバッファオーバーフローや情報流出、その他多数の脆弱性、AppleRAIDやAppleUSBNetworking、Intel Graphics Driver、IOUSBFamily、libxml2などに含まれるメモリ破損など59件の脆弱性を修正した。