GoogleはNexus端末向けにAndroidの月例セキュリティ情報を公開した。パートナーには3月16日までに報告され、パッチは既に公開されている。今回のアップデートは29項目39件の脆弱性に対処した。このうちDHCPCDやMedia Codec、Mediaserverなどに含まれる15件の脆弱性には任意のコード実行、権限昇格などが存在し、危険度が最も高い「Critical」になっている。これらの脆弱性が悪用されるとメディアファイルのプロセスの際にメールやWeb、MMSなどにより端末へのリモートコード実行が可能になる。また、3月18日にアプリのroot化に使用されていたCVE-2015-1805の脆弱性もこのアップデートにより解消される。