ntpd に複数の脆弱性が確認された。影響を受けるのはntp-4.2.8p8以前のバージョンntp-4 系及びntp-4.3.93以前のバージョンntp-4.3 系で、 CRYPTO_NAK のサービス運用妨害、不正な認証処理による時刻同期の無効化、不正なサーバパケットの処理、不正なパケットによる autokey 認証に基づく時刻同期の無効化、broadcast クライアントに対するインターリーブモードの強制の脆弱性が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、細工されたパケットの処理により、攻撃者にサービス運用妨害攻撃される恐れがある。解決策として、これらの脆弱性を修正したntp-4.2.8p8 および ntp-4.3.93が公開されており、アップデートによりこの脆弱性は解消される。