マイクロソフトが6月の月例セキュリティ更新を公開した。今回公開されたセキュリティ情報は16件で、そのうち深刻度が最も高い「緊急」は5件、「重要」は11件であった。
深刻度「緊急」ではIEのメモリ破損やスクリプト エンジンのメモリ破損、IEのXSS フィルター、WPAD の特権の昇格の脆弱性など10件の脆弱性に対応したIE用累積的なプログラム、Edge のセキュリティ機能のバイパスやエンジンのメモリ破損、情報漏えいなど8件に対応したEdge用累積的なプログラム、スクリプト エンジンのメモリ破損に対応した JScript 及びVBScript 用累積的なプログラム、Office のメモリ破損や情報漏えい、再度ローディングに対応したOffice用プログラム、DNSサーバの解放後使用の脆弱性に対応したDNSサーバ用プログラムが公開された。その他、WindowsカーネルモードやGraphics コンポーネント、 SMB サーバー、Netlogon、WPAD、Exchange Serverなど11件の脆弱性に対応した。さらに、Adobe Flash Playerの脆弱性を突いた攻撃が確認されたとして、6月17日にAdobe Flash Playerの更新プログラムにも対応した。