libbpgに境界外書込みを引き起こす型の取り違えの脆弱性が確認された。影響を受けるのは libbpg 0.9.5 から 0.9.7 で、libbpg で使用される関数 restore_tqb_pixels の transquant_bypass_enable_flag のチェックが不適切なことにより、細工されたファイの処理で境界線に書き込みを行う脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されると、libbpg が細工されたBPG ファイルの処理によりサービス運用妨害 (DoS) 攻撃や任意のコード実行をされる恐れがある。現在この脆弱性に対する解決策は確認されていない。回避策として、policy.xml を変更してBPGファイルを拒否するようアップデートし、delegate.xmlコンフィグレーションファイルからBPG要素を削除することで、この脆弱性を軽減できる。