AppleはOS X や iOS、watchOS、tvOS、Safari、Windows向けiTunes、Windows向けiCloud のアップデートを公開した。
OS XではOS X El Capitan 10.11.6、OS X Mavericks、OS X Yosemiteの脆弱性へ対応した。libxml2やKernel、QuickTime、ImageIOに含まれるメモリ破損、 PHPやOpenSSLに含まれる複数の脆弱性など58件の脆弱性に対応した。
iOSではiPhone 4s以降とiPod touch(第5世代)以降、iPad 2以降向け最新OSのiOS 9.3.3を公開した。今回のアップデートは、WebKitに含まれるメモリ破損やクロスサイトスクリプティングなど12件の脆弱性のほかlibxml2に含まれるメモリ破損など43件の脆弱性を修正した。
OS X Mavericks v10.9.5、OS X Yosemite v10.10.5、OS X El Capitan v10.11.6を対象にしたWebブラウザの更新版Safari 9.1.2ではWebKitに含まれるメモリ破損や情報漏えい、サービス運用妨害、クロスサイトスクリプティングなどの脆弱性を修正した。
Apple Watch向けwatchOS 2.2.2ではカーネルやlibxml2、libxsltに含まれるメモリ破損など26件、Apple TV(第4世代)向けtvOS 9.2.1ではカーネルやlibxml2、libxsltに含まれるメモリ破損など37件の脆弱性に対応した。
その他、Windows 用iTunes 12.4.2ではメモリ破損問題など15件、Windows 用 iCloud 5.2.1でもメモリ破損や情報漏えいなど15件の脆弱性が修正されている。