カリフォルニア大学の研究者がLinux OSのTransmission Control Protocol (TCP) に脆弱性を確認した。確認されたのはサイドチャネルという脆弱性で、2012年から存在する。この脆弱性により、攻撃者にインターネット接続がハイジャックされオンラインアクティビティを追跡されたり、会話を傍受や強制終了されたり、Torなどの匿名ネットワークのプライバシーの保証が損なわれる。この攻撃は早くそして確実に1分以内で仕掛けることが可能で、約90%の確立で成功する。この攻撃はユーザがマルウェアのダウンロードやフィッシングメールのリンクをクリックするなどの行動をしなくてもIPアドレスさえわかれば簡単に攻撃の被害に遭う。同研究チームはLinuxにこの脆弱性を報告し、最新のLinuxバージョンへのパッチ適用によりこの脆弱性は解消される。