KasperskyのInternet Securityに複数の脆弱性が確認された。影響を受けるのはInternet Security 16.0.0で、それ以前のバージョンにも存在している恐れがある。
Internet Securityには、Windows APIに接続する際のKLIF version 10.0.0.1532 のドライバに脆弱性が存在し、無効なパラメータを使用して不審なAPI呼び出しを実行される恐れがある。これにより、アクセスできないメモリへのアクセスを試みる恐れがある。
また、KL1 ドライバにサービス運用妨害を引き起こす脆弱性が存在する。KL1ドライバへの細工されたIOCTL呼び出し送信により、クラッシュしたシステムからメモリリークの恐れがある。最新バージョンでこの脆弱性は解消される。ウイルス対策ソフトウェアは、低レベルの特権で実行されるため、常に最新バージョンにアップデートする必要があると呼び掛けている。