Adobe SystemsにてWindows、Macintosh、Linux、ChromeOS向けに深刻な脆弱性を修正したAdobe Flash Playerのセキュリティアップデートを公開した。また、Adobe AIR SDK & Compiler 及びAdobe Digital Editionsのセキュリティアップデートも公開した。
Adobe Flash Playerでは今回のアップデートではバッファオーバーフロー、解放後使用、バイパス、メモリ破損など29件の脆弱性に対応した。最新版は、WindowsとMac向けバージョン23.0.0.162、延長サポート版18.0.0.375、Linux向け11.2.202.635を公開した。Windows及びMac向けは優先度が最高の1となっており、早急なアップデートが推奨される。
Adobe Digital EditionsではWindows and Macintosh向けにAdobe Air SDK & Compiler 23.0.0.257を公開した。最新版では、Android向けAIRアプリのランタイム分析のセキュアトランスミッションのサポートが追加された。Adobe Digital EditionsではWindows、Macintosh、iOS、Android向けにメモリ破損、解放後使用など8件の脆弱性を修正したAdobe Digital Editions 4.5.2を公開した。これらは両方とも優先度3となっている。