急激に増加しているランサムウェア攻撃が1年前と比較して2倍近くにまで増加しており、トレンドマイクロが注意を呼び掛けている。
同社によると、2015年9月に検出されたマルウェアが70,000個弱なのに対し、2016年7月には105,000個となり、さらに8月には約2倍の19,3000個に急増した。このうち13.5％は日本国内の利用者から検出されている。
また、Android版ランサムウェアの検体数を見ても、2015年8月は3万2,000個だったのに対し、2016年8月は13万個と4倍以上に増加している。
ランサムウェアはデータを暗号化したり端末をロックして人質にし、金銭を狙う攻撃として最も成功している攻撃方法となっている。現在不正アプリの多くは不審なサードパーティマーケットやインターネット上で配布されているため、アプリのインストールの際には信頼できるマーケットからのみインストールするようにし、Android端末の場合には、セキュリティ設定で提供先不明のアプリのインストールを許可しないよう設定するなどの対処を行うよう呼び掛けている。
