Appleは多数の脆弱性を修正した macOS Sierra 10.12を公開した。また、Safari 10、macOS Server 5.2、iCloud for Windows 6.0 も公開された。
macOS Sierra 10.12ではOS X El Capitan v10.11.6を対象に、PHPに含まれる多数の問題をはじめ、メモリ破損や入力値検証、領域外書込みなど、合計65件の脆弱性に対応した。
Safari 10ではOS X Yosemite v10.10.5、OS X El Capitan v10.11.6、macOS Sierra 10.12を対象に、WebKitに含まれる複数のメモリ破損や認証問題などに対応した。
macOS Server 5.2ではHTTP_PROXYや暗号アルゴリズムのRC4に存在する脆弱性に対処し、RC4のサポートを終了した。また、iCloud for Windows 6.0ではメモリ破損の脆弱性を修正した。