BIND 9 にサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性が確認された。影響を受けるのはBIND 9.1.0 から 9.8.4-P2、BIND 9.9.0 から 9.9.2-P2 までで、この脆弱性は2013年5月に修正されており、ISCがリリースした最新版のBIND 9は対象にはならないが、各ベンダーがパッケージとして独自にリリースしているBIND9の場合この脆弱性は未修正のため影響を受ける。BIND 9.xにはパケットの処理に不具合があり、悪用されると細工されたオプションを含むパケットによりassertion failtureを引き起こし、namedが異常終了する恐れがある。解決策として、ISCが 2013年5月にリリースしたバージョンまたはBIND 9 version 9.9.9-P3、BIND 9 version 9.10.4-P3、BIND 9 version 9.11.0を利用することでこの脆弱性は解消される。