IoTを狙ったマルウェアのMiraiの感染が急増

  • 元記事:How the Grinch Stole IoT
  • 元記事:Heightened DDoS Threat Posed by Mirai and Other Botnets
  • 元記事:Sierra Wireless Mitigations Against Mirai Malware
  • 発表日時 2016/10/14

    IoTを狙った史上最大級のサービス運用妨害攻撃が確認された。この攻撃に使用されたマルウェアはMiraiという名称で、主にルーターやWebカメラ、プリンタなどネット接続可能なデバイスを標的にして感染する。これらのネット接続可能なデバイスの管理ID・パスワードは出荷時のデフォルトIDとパスワードのままになっていることが多く、簡単に乗っ取られる。
    このMiraiのソースコードが公開されたことを受け、US-CERTが注意を呼び掛けている。ソースコードが公開されてから感染するIoTデバイスが急増し、これを悪用した亜種も確認され、DDoS攻撃が横行している。ソースコードが公開される前にMiraiに感染したデバイスは21万3000台だったのに対し、公開後には28万台も増加しており、実際にはもっと多く感染していると推測される。Miraiはデバイスの再起動で排除できるが、デフォルト設定のままだとまたすぐに感染すため、デバイスの設定を変更しておくことが推奨される。