GoogleはWindows、Mac、Linux向けに安定板のGoogle Chrome 55を公開した。今回公開されたのはChrome 55.0.2883.75で、36件の脆弱性に対応した。
今回修正された脆弱性で外部から報告されたのは、深刻度が上から2番目のHighでは、Blinkに含まれるユニバーサルクロスサイトスクリプティングや領域外書込み、PDFiumに含まれるバイパスや解放後使用、領域外書込みなど12件の脆弱性に対応した。
危険度MediumではPDFiumに含まれる解放後使用や認証外データの仕様、ローカルファイルアクセスなど8件、危険度LowではPDFiumに含まれる整数オーバーフローやBlinkに含まれるクロスサイトスクリプティングやバイパスなど5件に対応した。その他、内部で確認されたセキュリティバグ修正を行った。
なお、Google Chrome 55でFlashコンテンツの表示が完全にブロックされるHTML5のデフォルト化実施を実施する予定であったが、次回のGoogle Chrome 56に延期された。