Appleは同社製品に含まれる脆弱性を修正したアップデートを公開した。
iOS 10.2ではiPhone 5とそれ以降、iPad第4世代とそれ以降、iPod touch第6世代とそれ以降を対象に、Accessibilityに含まれるパスワード操作に存在する情報流出やロックされた端末から写真や連絡先にアクセスされる問題、AudioやCoreFoundation、CoreMedia Playbackなどに含まれるメモリ破損などの他、後日追加でWebKitに含まれるメモリ破損など、合わせて64件の脆弱性に対応した。
tvOS 10.1ではメモリ破損や領域外読み込み、サービス運用妨害など、情報流出や任意のコード実行の恐れのある脆弱性49件の脆弱性に対応した。
iTunes 12.5.4 for WindowsではWebKitに含まれる情報流出や任意のコード実行の恐れのあるメモリ破損の脆弱性23件に対応した。
Safari 10.0.2ではWebKitに含まれる情報流出や任意のコード実行の恐れのあるメモリ破損の脆弱性25件に対応した。
iCloud for Windows 6.1では24件のメモリ破損などに対応した。
macOS Sierra 10.12.1、OS X El Capitan v10.11.6,、OS X Yosemite v10.10.5向けに任意のコード実行の恐れのあるメモリ破損の脆弱性やルート権限取得の恐れのある解放後使用の脆弱性、カーネル特権で任意のコード実行の恐れのあるメモリ破損など72件の脆弱性に対応した。