IntelのBIOSロッキングメカニズムに競合状態が発生する脆弱性が確認された。影響を受けるのはBIOS_CNTL.BIOSWE と BIOS_CNTL.BLEを使用してBIOSロックを行うIntel製のチップセットで、この脆弱性が悪用されると、ファームウェアに不正なコードが書込まれる恐れがある。また、SPIフラッシュのUEFI Variable領域が書き込み保護にBIOS_CNTL.BIOSLEを使用している場合、UEFI Secure Bootをバイパスされる恐れがある。さらに、攻撃者にプラットフォームファームウェアを破壊されたり、システムが稼働しなくなる恐れがある。対策として、Intel製チップセットを使用しているベンダーの情報を確認し、対策を検討するよう呼びかけている。