シマンテックは2014年10月6日~17日にかけて、アメリカ、日本、オーストラリア、ドイツ、ブラジル、スペイン、イタリア、カナダの9カ国で、過去3カ月以内にスマホアプリをダウンロードした人を対象に行った「ノートン モバイルアプリ調査」を公開した。その結果、アプリのダウンロードや利用時に個人情報を危険にさらしていることが多いことが分かった。
世界と日本で懸念している情報を比較してみると、世界のユーザは銀行口座情報やユーザ名・パスワードの漏えいを最も懸念しているのに対し、日本では連絡先情報の漏えいを最も懸念している。一方で、37%の人はスマホのウィルス感染の懸念が全くなく、4人に一人がアプリのダウンロードの際の規約の同意内容を理解していない。日本では69%がスマホのウィルス感染を懸念しているが、アプリがバッテリー消費、データ量コントロール、連絡先情報、健康関連情報、写真などへのアクセスを許可し、位置情報以外の情報提供への認識が低い。多くのユーザはソフトウェア利用許諾契約を読んでいなかったり、アプリダウンロードの際に何の規約に同意しているかを理解しておらず、自分自身のプライバシーをどのくらい犠牲にしているか理解していないことが分かった。