独立行政法人情報処理推進機構は2014年のコンピュータウイルスや不正アクセスの届出状況を公開した。
2014年のウィルス届出件数は前年より1,582件少ない5,014件、ウィルス検出数は前年より112,522個少ない83,028であった。
不正プログラムの検出数は前年より147,284個増の380,625個で、インターネットバンキングのIDとパスワードを窃取するBancosが65,942個と最も多い検出数であった。
不正アクセスの届出件数は前年比28%減の120件、そのうち被害件数は102件で、原因はパスワード管理の不備が17件、古いバージョン利用やパッチ未適用が11件、設定不備が10件であった。
ウイルス・不正アクセスなどの相談件数は15,598件で、ワンクリック請求の相談が3,301件、そのうちスマートフォンでのワンクリック請求が790件を占め、前年比のほぼ倍であった。また、インターネットバンキングも前年の147件から158件にアップ、ランサムウェアも22件から35件に増加しており、今後も増加すると思われる。