Core SecurityはAndroidのWi-Fi Directに存在する脆弱性を公開した。影響を受けるのは、Nexus 4と5でのAndroid 4.4.4、LG D806でのAndroid 4.2.2、Samsung SM-T310でのAndroid 4.2.2、Motorola RAZR HDでのAndroid 4.1.2で、Wi-Fi Directデバイスをスキャンする際にサービス運用妨害が存在する。悪用されると、細工された802.11bプローブレスポンスフレームの送信によりダルビック仮想マシンの再起動が引き起こされる。
この脆弱性に対し、GoogleはAndroid4.3以前のバージョンについて、脆弱性のパッチには大掛かりなコードの書き換えが必要となり、安全性にも問題がある為、アップデートを公開する予定はないとしている。なお、Android 5.0.1と5.0.2はこの脆弱性の影響を受けないため、アップデートが推奨される。