メールの添付ファイルにトロイの木馬「Win32/Agent.QKJ」が含まれて拡散されているのが確認され、キヤノンITソリューションズが注意を呼びかけている。同社によると、このマルウェアはESET社のウイルスレーダーで「Win32/Agent.QKJ」として多数検出され、「my_new_photo.exe」や「my_sexy_photo.exe」というファイル名で添付されたメールが拡散されている。このファイルを開くとバックドアを仕掛けられる。このマルウェアのファミリーは2009年から出回っているが、2014年から大量の亜種が作成され、特にクロアチアと日本で増加がみられ、2月16日からこの亜種が急増している。日々ウィルス定義データベースに情報がアップデートされており、常に最新にアップデートをする必要があるとしている。また、OSやソフトウェアはアップデートを行って脆弱性を解消し、セキュリティパッチを適用するよう呼びかけている。また、ウィルス感染によるコンピュータの初期化の必要性のためにもデータバックアップも定期的に行うよう呼びかけている。