sharelatex、ShareLaTeXに複数の脆弱性を確認

  • 元記事:ShareLaTeX vulnerable to remote command execution and information disclosure
  • HP:sharelatex
  • 発表日時 2015/3/3

    ShareLaTeXにディレクトリトラバーサルとコマンドインジェンクションの脆弱性が確認された。影響を受けるのは脆弱性によって異なり、ディレクトリトラバーサルはShareLaTeX 0.1.3とそれ以前、コマンドインジェンクションはShareLaTeX 0.1.3以前のバージョンで、ディレクトリトラバーサルの脆弱性により、リモートユーザは、ドキュメント内に有効な絶対パス \include{} を含んだShareLaTeXがインストールされた他のユーザやサーバの情報を取得することが可能で、その後latex処理に転送され情報が取得される。この脆弱性が悪用されると、ユーザやサーバ情報が取得され、サーバへの攻撃に悪用される恐れがある。またコマンドインジェンクションの脆弱性はファイル名からバッククォートを適切にフィルタリングしないため、悪用されるとShareLaTeXプロセスの権限でリモートのユーザにサーバ上で任意のコマンドを実行される恐れがある。解決策として、コマンドインジェンクションの脆弱性はShareLaTeX 0.1.3にて修正されており、アップデートによりこの脆弱性は解消される。ディレクトリトラバーサルの脆弱性は現時点では修正版は公開されていない。