BBソフトサービスがInternet SagiWallで検知したデータを集計した2015年2月度のインターネット詐欺リポートを公開した。同社によると、総検知数は77万3,021件で前月比89.9%増となり、これは詐欺サイトへ誘導するアドネットワーク広告が多数配信されたためであることが判明した。検知の内訳としてはワンクリック・不当請求詐欺サイトが前月比3.07ポイント減の86.47%、フィッシング詐欺サイトが前月比2.66ポイント増の11.64%、マルウエア感染サイトが前月比0.02ポイント増の0.03%となっている。
2月度はモバイル機器に不正アクセスがあったと偽装して偽ソフトをインストールさせようと誘導するサイトを多く検知した。このサイトにアクセスすると、ハッカーが不正アクセスしようとしたように見せかけた偽警告メッセージが表示されたり、OSが表示した警告メッセージにみせかけてメーカーのセキュリティアップデートと勘違いさせる。誤って偽アップデートやソフトウェアインストールをすると情報などが盗取されたりする恐れもあるため、十分な注意が必要となる。