2014年はネット詐欺により多くの利用者が被害を受けている。その中でAppleのブランドに便乗した詐欺サイトが多数確認され、2014年はApple関連の詐欺サイトが2013年の3倍以上に急増している。そして2015年に入り、4月24日から販売が開始されるApple Watchの発売に便乗した詐欺サイトをトレンドマイクロが確認し、注意を呼びかけている。
同社によると、Apple Watch無料プレゼントをかたる不審サイトを多数確認している。誘導方法としてはメールやSNSによる勧誘が主で、中にはFacebook上で特定数の利用者招待が無料プレゼントの条件になっているものも確認された。この不審サイトへのアクセスの29％が日本国内のIPアドレスであることが確認されている。フィッシング詐欺サイトでは一般利用者向けだけでなく、開発者が使用するiTunes Connectを偽装する詐欺サイトや、iPhoneケース通販で有名な人気ブランドに便乗した詐欺サイトなども継続して確認されている。
このような被害に遭わないためにも、利用者は詐欺の最新手口を知り、個人情報や決済情報などの入力の際にはもう一度考える習慣を身に着けることが必要となる。
