日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)は2015年3月5日~6日にかけて、Webアンケート方式にて20代~60代の5階層で男女各100名ずつ、合計1,000人を対象に行った「個人情報に関する意識調査」の調査結果を公開した。
企業での個人情報の取り扱いが気になるかどうかという質問では、全体で71.8%が気になると回答した。中でも60代が81%と高く、30代が一番低く62.5%だった。ネットショッピングや申込み書などで個人情報を提供する際に確認している事としては、会社の信頼性が44.0%と一番高く、次いで個人情報の取り扱いに関する説明で30.0%、特に何も確認していないという回答が29.3%で3番目に多い回答であった。個人情報の取り扱いに関する不安や不信の調査では、68.7%が不安や不信に感じたことがあると回答している。また、個人情報に関するトラブル経験の質問では、1,000人中732人がトラブルを経験し、そのうちの51.5%が迷惑メールが届くようになったと回答。次いで25.3%が心当たりのないDMを受け取り、18.8%が不正アクセスによる流出を経験している。一方で、そのトラブルに対する対応や対策の質問に対しては45.9%が特に何もしていないという回答であった。