GoogleはGoogleドメインの不正なデジタル証明書を確認した。確認されたのはMCS Holdingsという中間認証局で発行された証明書で、MCS Holdingsは中国のChina Internet Network Information Center (CNNIC)がルート証明書機関となっていた。CNNICの証明書は信頼できる証明書としてメジャーなルートストアで使用され、ほぼすべてのブラウザやオペレーティングシステムで信頼されていた。MCSはman-in-the-middle プロキシにプライベートキーをインストールし、警告を表示させずに正規サイトに見せかけて中間者攻撃などに悪用できるようにしていた。この不正な証明書を確認後、同社はCNNICの他、MicrosoftやFirefoxにも通知し、MCS Holdings の証明書を失効させた。現時点ではこれによる悪用などは確認されていない。