AppleはOS X、iOS、Safari向け等のセキュリティアップデートを公開した。OS X Yosemite v10.10.3ではOS X Yosemite v10.10からv10.10.2までに含まれるApacheに含まれる任意のコード実行の恐れのある9件の脆弱性やATSに含まれる5件の脆弱性、Kernelに含まれるシステムシャットダウンやサービス運用妨害、権限昇格、ネットワークフィルターのバイパス、任意のコード実行など複数の脆弱性を修正した。また、ntpに含まれる認証キーの強制突破やOpenLDAPに含まれるサービス運用妨害、OpenSSLに含まれる情報傍受の脆弱性など79件の脆弱性を修正した。
SafariはOS X Mountain Lion v10.8.5、OS X Mavericks v10.9.5、OS X Yosemite v10.10.2向けにSafari 8.0.5、7.1.5、6.2.5が公開され、WebKitに含まれるメモリ破損などの脆弱性が修正された。
iOSではiPhone 4sとそれ以降、iPod touch(第5ジェネレーションとそれ以前)、iPad 2とそれ以降に対応したiOS 8.3を公開。ユーザのパスコードが推測される脆弱性や任意のコード実行の脆弱性、バックアップシステムの利用でファイルシステムの制限領域へのアクセスが可能になる脆弱性など58件の脆弱性を修正した。
その他、Apple TV 7.2、Xcode 6.3などのセキュリティアップデートも公開した。