情報処理推進機構は2015年第一四半期のコンピュータウィルス・不正アクセスの届出状況及び相談状況を公開した。
2015年第1四半期のウィルス検出数は前四半期比59%減の8,038個、不正プログラム検出数は前四半期比17%減の74,822個であった。不正プログラムの検出数が最も多いのはバックドアで16,637個であった。
最も多く検出されたウィルスはW32/Mydoomで前四半期比273個減の4,571個、前四半期から最も大きく減少したのはW32/Mytobで、前四半期の9,008個から8,451個減少した557個であった。
不正アクセス届出総数は前四半期比6件増の34件で、内訳はなりすましが19件、侵入が5件、不正プログラム埋込が2件、DoSが1件となっている。34件の届出のうち82%の28件が被害に遭っている。
相談件数は前四半期比7%減の3,311件で、相談員が対応した件数1,532件中ワンクリック請求が最も多い733件、そのうちスマートフォンのワンクリック請求は210件であった。