Avast Softwareが同社のユーザを対象に実施したオンライン調査の結果を発表した。それによると、スマートフォンやタブレットユーザの63%がIDやパスワード不要な無料の無線LANサービスに接続していることが判明した。
同社のモバイルユーザ2,300人に行った調査では、55%がモバイル端末を公共無線LANに自動接続できる設定を行っていた。1300世帯に行った家庭のネットワーク調査では、31%のルータがユーザ名をadmin、パスワードもadminまたはpasswordやパスワードなしなど、初期設定の状態や推測されやすいパスワードとなっていた。モバイル端末の保護のために仮想プライベートネットワークを利用しているユーザはわずか5%であった。また、近隣住民など他人が自分の自宅の無線LANネットワークに接続されると気持ち悪いという回答者が89%、近隣住民の許可なく無線LANネットワークを利用したことがある人が7%いた。
パスワードなしの無線LANの利用などセキュリティ対策が十分でないと、ハッカーに個人情報が盗まれやすく、個人情報漏えいのリスクに繋がると同社は指摘している。