Synology、OS X向けCloud Station sync clientに一般ユーザがシステムファイルの所有者を変更可能な脆弱性を確認

  • 元記事:Synology Cloud Station sync client for OS X allows regular users to claim ownership of system files
  • HP:Synology
  • 発表日時 2015/5/26

    SynologyのOS X向けCloud Station sync clientに一般ユーザがシステムファイルの所有者を変更可能な脆弱性が確認された。影響を受けるのはCloud Station sync client 1.1-2291から3.1-3320のバージョンで、Cloud Station Client ユーティリティにファイルの所有者変更が可能となるclient_chownが含まれるが、setuid root実行可能ファイルとしてインストールされたため、ユーザは任意のシステムファイルの所有者変更が可能となる。この脆弱性が悪用されると、OS Xのユーザが任意のシステムファイルの所有者を変更でき、ルート権限が取得される恐れがある。解決策としてclient_chown が削除されたCloud Station sync client 3.2-3475が公開されており、アップデートによりこの脆弱性は修正される。