産業制御システムで使用されるPLCソフトウェアの脆弱性を突いた攻撃が5月下旬から確認されているが、新たなアクセス増加を検知したとして、警察庁が注意を呼びかけている。
同庁は5月26日にもこのPLCソフトウェアの脆弱性を突いた攻撃に対する注意喚起を行っているが、今回別のコードを使用した別のポートに対する攻撃を確認した。
今回観測されたアクセスの発信元の多くはあらゆるサービスに対する検索結果の蓄積や検索サービスを提供する組織からのものであったが、目的の判明しないアクセスも観測されており、悪用目的の探索アクセスの可能性もあり、今後産業制御システムなどを対象とした攻撃の発生の懸念もあることから、適切なアクセス制限やウィルス対策ソフトやソフトウェア、ハードウェアのアップデートの更新などを行うよう呼びかけている。