トレンドマイクロはPOSシステムを狙った新種の攻撃ツールを確認した。
同社が確認したのはMalumPOSというマルウェアで、ホスピタリティ、飲食店や小売店で330,000件使用されているオラクルのMICROSが影響を受ける。このマルウェアは感染したPOS端末からクレジットカード情報を盗み出す機能を持ち、クレジットカードがスワイプされるたびにカードホルダーの氏名やアカウント番号が盗取される。
このMalumPOSは設定変更可能なようにデザインされており、将来的にはこのマルウェアは変化又は他のプロセスやターゲットを追加する可能性がある。MalumPOSの他の特徴として、MalumPOSはインストールされるとNVIDIA Display Driv3rと表示され、NVIDIAのドライバを偽装する。また、MalumPoSはMICROSのほかにも Oracle FormsやShift4 systems、IE経由のアクセスをターゲットにしている。同社はTrend Micro Deep Discovery Endpoint Sensorで、このマルウェアを検知できるようにした。