トレンドマイクロ、OracleのPOS端末を狙った新種マルウェアを確認

  • 元記事:Trend Micro Discovers MalumPoS; Targets Hotels and other US Industries
  • HP:トレンドマイクロ
  • 発表日時 2015/6/5

    トレンドマイクロはPOSシステムを狙った新種の攻撃ツールを確認した。
    同社が確認したのはMalumPOSというマルウェアで、ホスピタリティ、飲食店や小売店で330,000件使用されているオラクルのMICROSが影響を受ける。このマルウェアは感染したPOS端末からクレジットカード情報を盗み出す機能を持ち、クレジットカードがスワイプされるたびにカードホルダーの氏名やアカウント番号が盗取される。
    このMalumPOSは設定変更可能なようにデザインされており、将来的にはこのマルウェアは変化又は他のプロセスやターゲットを追加する可能性がある。MalumPOSの他の特徴として、MalumPOSはインストールされるとNVIDIA Display Driv3rと表示され、NVIDIAのドライバを偽装する。また、MalumPoSはMICROSのほかにも Oracle FormsやShift4 systems、IE経由のアクセスをターゲットにしている。同社はTrend Micro Deep Discovery Endpoint Sensorで、このマルウェアを検知できるようにした。