日本年金機構の個人情報が流出した問題で、ファイル共有サーバにデータを移すための年金情報含むDVDが、作業後も職員が手元に保管できる運用方法となっており、外部への持ち出しも可能な状態であることが発覚した。
同機構によると、職員が基幹システムに保存されている年金情報の取り扱いの際に、DVDにデータを保存してファイル共有サーバにデータを移して利用するが、データの移行後も当該DVDは回収されずに職員が手元で保管していた。職員の守秘義務により情報の外部流出の可能性は低いとしているが管理体制が甘く、今後の重要な課題としており、セキュリティに対する意識の低さが問われる。