AppleのiOS向けメールクライアントにフィッシング詐欺に利用される恐れのある脆弱性が確認され、GitHubでコンセプト実証コードが公開された。
この脆弱性はiOSのメールクライアントに存在し、メールメッセージ内のHTMLタグが無視される問題があり、この脆弱性が悪用されるとリモートのHTMLコンテンツを読み込み、メールの内容を置き換えられる恐れがある。IWebViewではJavaScriptは無効になっているが、シンプルなHTMLとCSSを使用してパスワード収集の作成も可能となっている。
この脆弱性は2015年1月に確認されているが、現在の最新バージョンのiOSバージョン8.1.2以降でも修正されなかったことから実証コードを公開した。この実証コードが悪用されたメールをユーザが開き認証情報を入力すると、入力情報が盗取され、大きな被害を受ける恐れがある。