マカフィーが2015年第1四半期の脅威レポート発表した。今回のレポートで、2015年第1四半期の新しいランサムウェアが165％急増したことが分かった。これはCTB-LockerランサムウェアファミリやTeslacryptファミリ、CryptoWall、TorrentLocker、BandarChorなどの出現によるものと思われ、特にCTB-Lockerの急増は、CTB-Lockerを利用した攻撃の成功報酬として身代金の1%が支払われるアフィリエイトプログラムによるものと推測されている。
また、第1四半期はAdobe Flashを標的としたマルウェアも317％増加した。これは、Adobe Flashの人気やパッチ適用の遅れ、脆弱性の悪用、Adobe Flashファイルの再生が可能なモバイル端末の増加、Adobe Flashエクスプロイトの検出の難しさなど複数の問題により攻撃がしやすい事を狙ったためと思われる。同社は、最新のセキュリティパッチを適用し、最新の状態を維持する必要があるとしている。
