Adobe SystemsはFlash Playerに深刻な脆弱性が存在し、既にこの脆弱性を突いたゼロデイ攻撃が確認されているとして、定例外のセキュリティアップデートを公開した。影響を受けるのはWindows、Macintosh向けAdobe Flash Player Desktop Runtime 18.0.0.161とそれ以前、Windows、Macintosh向けAdobe Flash Player Extended Support Release 13.0.0.292とそれ以前、Windows、Macintosh、Linux向けAdobe Flash Player for Google Chrome 18.0.0.161とそれ以前、Windows 8.0及び8.1向けAdobe Flash Player for IE10とIE11 18.0.0.161とそれ以前、Linux向けAdobe Flash Player 11.2.202.466とそれ以前のバージョンで、
この脆弱性が悪用されるとシステムが乗っ取られる恐れがある。Linux向け以外は優先度が1となっている。また、既にWindows 7のIEやWindows XPでのFirefoxを狙った限定的な標的型攻撃も確認されている。最新版のAdobe Flash Player 18.0.0.194が公開されており、Linux版を除き、早急に最新版にアップデートするよう推奨している。