ISCのBIND 9にサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性が確認された。影響を受けるのはBIND 9.7.1~9.7.7、BIND 9.8.0~9.8.8、BIND 9.9.0~9.9.7、BIND 9.10.0~9.10.2-P1で、 BIND 9.xにDNSSEC検証処理の不具合により、DNSSEC検証が有効に設定されているフルリゾルバーにて、ゾーンの再帰的名前解決処理を実行するとnamedが異常終了し、サービスが停止する。この脆弱性が悪用されると、攻撃者にサービス運用妨害 (DoS) 攻撃をされる恐れがある。解決策として、BIND 9 version 9.9.7-P1及びBIND 9 version 9.10.2-P2が公開されており、アップデートによりこの脆弱性は解決される。