Cactiに複数の脆弱性が確認された。一つ目はCacti 0.8.8cとそれ以前に存在するクロスサイトスクリプティングの脆弱性で、settings.php のパラメータの処理に問題が存在する。この脆弱性が悪用されると、細工されたページへのアクセスにより任意のスクリプトが実行される恐れがある。解決策として、0.8.8dが公開されており、アップデートによりこの脆弱性は解消される。
二つ目はCacti 0.8.7eとそれ以前に存在するクロスサイトスクリプティングの脆弱性で、graph_view.php のパラメータの処理に問題が存在する。この脆弱性が悪用されると、細工されたページへのアクセスにより任意のスクリプトが実行される恐れがある。解決策として、2010年にCacti 0.8.7fで修正されており、アップデートによりこの脆弱性は解消される。
三つ目は、Cacti 0.8.8bとそれ以前にクロスサイトリクエストフォージェリの脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されると、細工されたページへのアクセスにより意図しない操作をされる恐れがある。解決策として Cacti 0.8.8cが公開されており、アップデートによりこの脆弱性は解消される。