CiscoのAdaptive Security Appliance (ASA) ソフトウェアの脆弱性を突いた攻撃が確認され、JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)が注意を呼びかけている。
CiscoのASAにはサービス運用妨害やコマンドインジェンクション、コマンドインプットバリデーション、ローカルパスインクルードなど複数の脆弱性が存在する。影響を受けるシステムは Cisco ASA 5500 シリーズ適応型セキュリティ アプライアンス、Cisco ASA 5500-X シリーズ Next Generation Firewalls、Cisco Catalyst 6500 シリーズ スイッチおよび Cisco 7600 シリーズ ルータ用の Cisco ASA サービス モジュール、Cisco ASA 1000V クラウド ファイアウォール、Cisco 適応型セキュリティ仮想アプライアンス (ASAv)で、細工されたパケットの送信によりソフトウェアの不正終了や任意のコマンド実行の恐れがある。この複数の脆弱性のうちCVE-2014-3383を突いた攻撃が確認されているため、該当のソフトウェアを使用している場合にはソフトウェアを最新版に更新するよう強く推奨し注意喚起している。