Adobe SystemsはAdobe Acrobat/Reader 及びShockwaveのセキュリティアップデートを公開した。
Adobe Acrobat/ReaderではWindowsとMac向けにバッファーオーバーフローやヒープバッファーオーバーフロー、メモリ破損、情報流出、バイパス、スタックオーバーフロー、解放後使用など、46件の脆弱性の修正を行った。これらの脆弱性により任意のコード実行や情報流出、サービス運用妨害などの恐れがある。これらの脆弱性を修正した最新版のReader/Acrobat XI 11.0.12、Reader/Acrobat X 10.1.15が公開された。
Shockwave Playerでは深刻な2件のメモリ破損の脆弱性に対応した。この脆弱性が悪用されると任意のコードが実行される恐れがあり、Adobe Shockwave Player 12.1.8.158に存在する。これらの修正を行ったWindowsとMac向けAdobe Shockwave Player 12.1.9.159が公開された。優先度が1となっており、早急にアップデートするよう推奨している。