マイクロソフトは月例セキュリティアップデートを公開した。今回は14件の月例セキュリティ情報を公開し、59件の脆弱性を修正した。
今回公開された14件のセキュリティ情報のうち4件が深刻度「緊急」で、MS15-065ではIEに含まれるメモリ破損や情報流出の脆弱性など29件の脆弱性に対応した。その他MS15-066ではVBScript のメモリ破損、MS15-067ではリモート デスクトップ プロトコル (RDP) のリモート コード実行の脆弱性、MS15-068ではHyper-V のバッファー オーバーフローとシステムデータ構造の脆弱性に対応した。これらの脆弱性が悪用されると、リモートでコードが実行される恐れがある。
その他は深刻度「重要」で、SQL ServerやWindows、Officeなどの脆弱性に対応した。また、イタリア企業のHacking Teamの情報流出で判明したOpenTypeフォント管理モジュールの脆弱性MS15-077も修正された。