Microsoftが7月29日にリリースしたWindows 10に便乗したフィッシングメールを確認した。同社によると、確認されたメールは送信元アドレスがfrom Microsoft <update@microsoft.com>となっており、あたかもMicrosoftから送られたかのように見えるメールになっている。しかしヘッダーを見てみると、送信元のIPアドレスはタイから送られたものとなっている。また、Microsoftをイメージさせるよう似たような色を使用し、文末もMicrosoftが送信しそうな文面になっている。しかし、メールの文字も所々英語にはない記号がついている箇所がある。このメールの添付ファイルを実行すると、 個人ファイルはCTB-Lockerに暗号化された旨のメッセージが表示され、96時間以内に支払をしないと、今後ファイルは永久に誰も復元できなくなるという文章が記載されている。
このようなランサムウェアは常に進化し続けている。ランサムウェアによる被害に遭わないためにも、常にバックアップを取っておくよう呼びかけている。