マイクロソフトが9月の月例セキュリティ情報を公開した。今回は深刻度「緊急」が5件、「重要 」が7件、合計12件のセキュリティ情報を公開し、56件の脆弱性に対応した。
このうち深刻度「緊急」のMS15-094では、IEに存在する多数のメモリ破損や特権昇格、情報漏えい、改ざんなど17件の脆弱性に対応した。MS15-095では細工されたWeb ページを Microsoft Edge を使用して表示することによりリモートでコードが実行される恐れのある4件のメモリ破損の脆弱性、MS15-097ではGraphicsコンポーネントに存在する特権昇格やバッファー オーバーフロー、バイパスなど11件の脆弱性、MS15-098ではWindows Journalに存在し、細工されたジャーナルファイルの展開によりリモートでコードが実行される5件の脆弱性、MS15-099ではリモートでコード実行の恐れのあるメモリ破損など5件の脆弱性を修正した。
その他深刻度「重要」ではActive Directory サービスの脆弱性の他 Windows Media Center、.NET Framework、Windows タスク管理、Microsoft Exchange Server、Skype for Business Server および Lync Server、Windows Hyper-Vの脆弱性に対応した。