Adobe SystemsはWindow、Mac向けにAdobe Acrobat及びAdobe Readerのセキュリティアップデートを公開した。
今回のアップデートでは11件の解放後使用の脆弱性、5件のメモリ破損、7件の情報流出、1件のバッファオーバーフロー、2件のヒープバッファオーバーフロー、4件のセキュリティバイパス、25件のJavascript API 実行の制限をバイパスする脆弱性の計56件の脆弱性に対応した。これらの脆弱性が悪用されると情報流出や任意のコード実行などの恐れがある。
今回のアップデートではこれらの脆弱性を修正したAcrobat DC/Acrobat Reader DC向け 2015.009.20069及び2015.006.30094、Acrobat XI/Reader XI向け11.0.13、Acrobat X/Reader X向け10.1.16を公開した。優先度はいずれも「2」となっており、30日以内のアップデートを推奨している。