AppleはiOSやwatchOS、OS X、Safari、iTunesなどのセキュリティアップデートを公開した。
iPhoneやiPad向けiOS 9.1ではWebKitやFontParser、ImageIOなどに含まれる49件の脆弱性を修正した。これらの脆弱性が悪用されると任意のコード実行や情報流出、ロックスクリーン、特権昇格、サービス運用妨害などの恐れがある。
watchOS 2.0.1ではメモリ破損やバッファオーバーフローの脆弱性による権限昇格や任意のコード実行の恐れのある14件の脆弱性に対応した。
Safari 9.0.1ではEl Capitan、Mavericks、Yosemiteを対象としたWebKitに含まれるメモリ破損の脆弱性9件の修正を行い、iTunes 12.3.1ではiTunesに含まれる12件のメモリ破損の修正を行った。
OS XではEl Capitan v10.11.1及びMavericks 10.9.5、Yosemite 10.10.5に含まれる脆弱性を修正したSecurity Update 2015-007が公開された。PHPに含まれる複数の脆弱性やFontParserやCoreGraphics、CoreText、FontParserなどに含まれるメモリ破損の脆弱性など60件の脆弱性に対応した。