Network Time FoundationはNTPに含まれる脆弱性を修正した更新版を公開した。ntp 4.2.8p3までのバージョンのNTPデーモン(ntpd)にシステム時刻が変更される恐れのある脆弱性が確認された。暗号NAKパケットの処理のロジックエラーにより、攻撃者が送った不正なパケットをntpdが受信すると、認証をバイパスして任意の時刻に変更される恐れがある。同社はこの脆弱性を修正したntp-4.2.8p4を公開し、この他にもメモリ破損やバッファオーバーフロー、解放後使用など13件の脆弱性を修正した。